雨に唄えば

亜熱帯気候、特有の、突然の通り雨。
ちょうど息子をベビーカーにのせ、公園を歩いている最中で
近くに屋根のある建物がなく、
木の幹に逃げ込んだノラ猫さんと一緒に雨宿りしました。
なんとか、私がベビーカーに覆いかぶさる格好で
息子はぬれずに済みましたが、私の背中はびしょぬれ。
近くにいた小学1年生ぐらいの男の子たちが
その様子をみて近寄ってきました。
私は「助けて〜〜」と必死でしたが
男の子たちは、目をキラキラさせて
「赤ちゃんは男の子ですか?僕たちは雨でもへっちゃら!」と言って
びしょぬれになりながら、私たちの周りを楽しそうにぐるぐるしていました。
1人の男の子は、雨にぬれながら、その場でなんと立ち小便…
息子も私も、「気持ち良さそうだね〜あはは」と笑ってしまいました。
何だか、それから、私も開放的な気分になって
清々しい、やさしい気持ちになりました。
たまには雨にぬれて歩くのも悪くないなぁ…
子どもって、大人になって、
忘れかけた、やわらかい気持ちを
思い起こさせてくれる、すごい存在ですね。
助けてはくれなかったけど(苦笑)
やさしい気持ちにさせてくれた男の子たちに感謝。
10分ぐらいで雨は上がって、太陽が差し込み
虹色の雨粒でキラキラ輝く木々や花たちをうっとり眺めながら、
家路につきました。